- 大型二輪免許取得奮闘記 -



梅雨だし、せっかく時間もあるし、足の捻挫も治ったし、大型でも取るかぁ〜、と思い立ったが吉日で、いざ免許取得へ。


 1日目(入校手続き)
 湿気が体にまとわり付く六月下旬。某自動車教習所へレッツゴー。早速入所手続きをし、写真撮影と視力検査とかをする。インターネット申し込みの特典として、パスネットをもらった。ただ、説明の中で、「今はバイクの教習はすごい混んでいて、1週間後か10日後くらいからしか予約が取れませんので…」とのこと。うーん、梅雨&夏休み前で空いていると思ったが、甘かったが、まぁ、それならノンビリ取るべ〜。
 今日は用事があるので、ガイダンスと適性検査は後日にし、待合室から教習風景を見る。ほほー、服装はブーツじゃなくてもいいんだ。バイクはCB750かー。乗りやすそうだな。「こりゃ、チョロいぜ」と、密かに心の中で思う。
 
 2日目(ガイダンス・適性検査)
 出発しようとしたら、チャリの鍵が無い!やべー、遅刻だ!と思ったが、スペアキーが見つかったため、何とか間に合い、教室へ。ガイダンスのビデオを見て、2時限連続で適性検査を受ける。おー、昔こんなのやったなぁ〜と思いつつも、アタマの体操だと思い、一生懸命やる。 終了後、早速技能の予約を取る。思ったより空きがあるので、ヒマ人な俺の場合、結構回数が乗れるカモ。
 それにしても、驚きだったのは教習所のスタッフが、みーんな丁寧語だということ。完全に教習生をお客様扱いだ。ちょっと気持ち悪いくらいで、10年前に普通免許を取ったときとは、大違いで時代の流れを感じる…。
 
 3日目(第1段階×2時限)
 いよいよ実車だ。1時限目は取り回しと外周走行による慣らしだったが、発進がスムーズにいかなかった。どうも油圧クラッチと聞いたことによる先入観により、半クラの感触が微妙につかめなかった。「こんなので坂道発進なんかできるのかなぁ〜?」と思いながら、ちょっと自信を無くして終了。
 次の教習まで、一緒に初回を乗ったイシヤマさん(30後半♂, ZRX)とトーク。同じように、感じた戸惑いやバイク話で盛り上がる。
 2時限目は、いきなりバランスコースという一通りの項目が揃ったコースを走る。1時限目にスムーズに行かなかった発進も、あっけなくコツがつかめた。そして、坂道、クランク、S字や一本橋など回ったが、コースを覚えるのに必死だった一周目を除いては、わりとスムーズに行く。「コリャ、イケル!」と心の中でつぶやく。一本橋は10秒というのがネックで、ギリギリくらいがやっとだったが、初回でコレならOKかなー。ただ、やはりアメリカンのクセが体に染み付いているため、つま先が外側に向かってしまうのはNGだ。
 
 4日目(第1段階×2時限)
 1時限目は曲線走行の安定性っちゅうことで、S字、クランク、スラロームをやったが、半クラやスロットルを正しく使って走ろうとすると、一気に難しくなってしまい、昨日までのフィーリング走行とは雲泥の差だった。特にクランクでのクラッチの使い方、S字の出口、スラロームでのアクセルワークに苦しみまくる。昨日の天狗のようになっていた鼻がポキーンと折れた。あとは8の字走行を少しやったが、これは簡単だったな。
 2時限目は坂道発進を含めたバランスコースを再び走る。個人的には1時限目に苦しんだ曲線走行に全神経を注いで走る。だいぶクランクとS字の出口は出来るようになってきた。スラロームも1時限目との間にイシヤマさんからリアブレーキの使い方がキモということを教わり、それにより少しずつスムーズにできるようになった。ちなみに坂道、一本橋は余裕しゃくしゃく。今のところの一本橋最長記録12秒。
 なお、2時間連続でクラッチを多用するコースを乗ったため、左手はパンパン。油圧クラッチ恐るべし!
 
 5日目(第1段階見きわめ・第2段階)
 週末だったため、朝イチでキャンセル待ちにより乗車。スラロームがフラフラしていたが、なんとかクリアし無事見きわめをGET!その後、調子に乗って、検定の風景を眺めながら2時間連続キャンセル待ちをしてみたが報われなかったため、一旦帰る。やっぱ週末は混雑しているなぁ。
 午後に空きが出たので、予約してから出直す。2段階1時限目は、波状路から。スタンディングポジションは、シャドウに乗るよりもずうっとラクなので、簡単にできた。そして、調子に乗ってたら、エンストした(爆)。続いて2段階の交通法規コースへ。1段階とは少しコース取り異なるのだが、午前のキャンセル待ち時間に必死に覚えたので、出発すると、意外とスムーズに行く。そして問題のスラロームも再度自然体に戻り、力を抜いたら、結構イケてた。
 教習終了後、一緒に走ったイソベさん(36歳♂, MAJESTY)とトーク。どーもコースを覚えるのが苦手(面倒)な様子だった。しばらくバイク&教習談義をして、それぞれ帰途についた。
 
 6日目(第2段階×3時限)
 1時限目はひたすら法規コースを回る。とにかく練習したかったので、かなり有意義だった。特にクランクとスラロームが今ひとつ自信がなかったので、これでかなり練習できた。教習終了後には、イシヤマさんと軽くトーク。
 2時限目はウォーミングアップの周回時に、別メニューでカーブの安全性ということで、スピードを上げてコーナリングの練習あり。普段のゆっくりのペースから、コーナーでスロットルを空けて倒せるので、ちょっと爽快。続いて急制動の練習。中免をとった時は、よくリアがロックしていたが、いざやってみるとスムーズにできたので、一つ自信がついた。この時間は、周回を回りながら、ひたすら急制動の練習。
 3時限目は、キャンセル待ちで乗ることができた。この時間もメインは急制動で、コース内の一本橋と急制動をひたすら繰り返す。途中で400ccに乗り換えての急制動で、大型との違いを体感するが、「これが400cc?」と思う程、ボディの小ささや馬力の無さのギャップに驚く。大型に戻って、危険回避の練習では、教官が旗を上げたら、その方向に回避するといったような練習もする。かなりイレギュラーな内容が、逆に新鮮で楽しかった。
 一日で3時間分乗ると、さすがに疲労が出て、帰宅後は昼寝で爆睡だった。
 
 7日目(第2段階シミュレータ)
 実車とは別に必須の教習。危険予測のためにシミュレータを使って、バーチャルタウンを走る。お約束通りにクルマの影から人が出てきたり、急な右折があったりし、見事に引っかかり(事故)りながら走る。画面に見入っていたら、ちょっと酔っ払った。でも、この湿気の多い猛暑の中で、冷房の効いた部屋でのシミュレータ教習は、ちょっとだけ快適☆
 今日は、イシヤマさんとイソベさんの二人に会った。二人ともシミュレータで、ちょうど同じ段階にいるとのことで、卒検に向けての話で盛り上がる。また、イシヤマさんの焼肉情報もゲット。教習所を卒業したら、食べに行こうっと!
 
 8日目(第2段階×2(見きわめ))
 3日ぶりに実車に乗ったせいで、やはり走り始めはフラフラしてしまった。やっぱり検定前日に乗ることにして正解だった。1時限目は、卒検コースNo.2を走り、あとは高度なバランス走行ということで、クランクやS字をイレギュラーな走行法で走ったり、短いスラロームをやったり、Uターンの仕方などをやり、教官がトミーズ雅にそっくりということもあり、なにげに楽しかった。
 連続教習の2時限目は見きわめで、ひたすら検定コースを走るものの、不安が残ったのはクランク。パイロンには触れなかったものの、不安定だった。俺的に卒検のキーポイントと思う。あとはスラロームは6秒で走れたし、一本橋は15秒で渡れたし、他は特に問題なし。あえて言うなら、波状路がちょっとアヤシイか…!?
 無事、見きわめをもらい、いざ検定申し込みへ。ここまできたら、あと1回乗って走るのみ。自分を信じて、いつもどおり走れるかだけだろう。Good Luck!
 
 9日目(卒業検定)
 いよいよ検定。10:15に待合室に集合し、説明を受ける。教官はリラックスさせようと、冗談を交えたりしてオモロイ。乗る順番はグループの最後の5番目。担当の検定員は、スーさん(三國連太郎)似で、なかなかソフトな感じだった。待ち時間に入念にストレッチをしておく。イメトレもしようとするが、暑くてそれどころではなかった。そうこういっている間に俺の順番。
 さすがに緊張した。とにかく最初のクランク…、これさえ上手くいけば、あとは何とかなると思った。まずは外周を一周。ここで、ライディングポジションとアクセルの反応の再確認をする。そして、問題のクランク。緊張のせいで、今までで最悪のデキだったが、とりあえずはパイロンに接触せずに抜けれた。続いて波状路は、昨日よりも上手くいき、スラロームはバッチリ、踏切を越えてS字では余裕すら感じる運転だったが、心の中は余裕の"余"の字もなかったりする。
 急制動も順調にいき、一本橋へ。早めに通過してしまおうと言う作戦は良かったが、ちょっとバランスを崩しそうになり、冷や汗モノだった。結果は10.1秒で、まあまあといったところか。ぐるりと外周を回り、最後の坂道発進へ。そして、問題なく検定終了。
 小一時間程で結果発表。走り終わった直後は、もしかしたら…、とも思ったが、無事合格。ジュースをサービスしてもらい、アンケート記入後、卒業証書をもらう。
 
 あとがき
 思い返せば入所から卒検まで丸2週間かー。実車に乗ったのは6日間だけなんだよねー。実際のトコ、もっと長く感じたけど…。
 なんとか合格したが、ストレートで取得に至ったのは、シャドウに乗り続けていたことが「吉」と出たことかなぁ。自惚れではないけど、7年間のライディングで体に染み付いた感覚は確かなものだったこと、大型の車格と車重に違和感を覚えなかったことは大きかったと思う。若干、ポジションがアメリカンになってしまうこともあったが、それは意識すれば簡単に矯正もきくわけだし。中免を取ったときに、NS-1に乗っていたことがプラスに出たように、今回の大型でも、同じコトがいえたような気がするなぁ。
 もう一点としては、西那須野で仕込まれたスピリットだろう。たとえば、安全確認一つとっても、ミラー&目視は当たり前だけど、その当たり前が自然に出来るのは、実は難しい。
 こういったことが、緊張した卒検の中で、うまく生きた気がするなぁ。なんにせよ、ホッとしたのが、正直な感想だ。
 






MENU TOP